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ARENA-PAC、太平洋地域の研究・教育ネットワーク戦略を発表

For a Connected and Resilient Pacific

本日、Arterial Research and Educational Network in Asia Pacific(ARENA-PAC)(WIDEプロジェクトにより運用)は、戦略的な大きな節目として、太平洋地域における広帯域・高容量の研究教育ネットワーク構築を、ARENA-PACの取り組みの一環として正式に開始することを発表しました。

設立以来、ARENA-PACはアジアの研究教育コミュニティにとって重要な拠点に広帯域の接続性を提供することに尽力してきました。各国の研究教育ネットワーク(NREN)や地域パートナーと密に連携し、共同研究、人材開発を支えるために東南アジアおよび東アジアにおける強靭なネットワーク基盤の発展を推進してきました。

今回この基盤の上に、ARENA-PACは、高信頼性かつ大容量の接続需要が急速に高まる太平洋地域へとミッションをさらに拡大します。ARENA-PACは太平洋地域に向けたビジョンを次のように掲げます。

Our Vision: A Connected and Resilient Pacific  

Where research, education, innovation, culture, health, and inclusion enabled by technology empower communities to thrive in harmony with their environment. 

ARENA-PACは上記のビジョンの基づき、地域の大学・高等教育機関、研究教育ネットワーク(REN)、通信事業者、技術パートナーと協力し、太平洋地域の研究教育コミュニティをグローバルな研究教育ネットワークのエコシステムへと接続するための戦略を共同で策定していきます。

新たな海底ケーブル容量を活用することで、相互接続ポイントやバックボーン回線を構築し、信頼性が高く高性能な研究教育向け接続を提供することを計画しています。これにより、島嶼地域における研究教育活動が活性化し、太平洋地域全体およびその先の国際的な連携が促進されます。

上記のビジョンを通じて、ARENA-PACは島嶼間の研究協力の強化、デジタル教育の支援、グローバルな学術連携へのアクセスの拡大を、地域のパートナーとともに実現していきます。

今後ARENA-PACが接続を計画している拠点及び回線

ARENA-PACについて

Arterial Research and Educational Network in Asia-Pacific(ARENA-PAC)は、アジア太平洋地域におけるインターネットの拡張を目的として構築された国際海底ケーブル網を基盤とし、研究・教育を目的として開発するバックボーンネットワークで、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュートの村井純教授が代表を務めています。ARENA-PACは、関連組織との協力のもと、WIDEプロジェクトによって運用されています。